
Show Notes
文学ラジオ第219回の紹介本
『トピーカ・スクール』 ベン・ラーナー著、川野太郎 訳、明庭社 https://www.meiteisha.com/aitemu-1/01
パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!
【今回の内容】 『10:04』の著者ベン・ラーナーの新訳/前後編にわけて紹介/一人出版社から刊行された経緯は「本チャンネル」で/半分もわからなかったが、おもしろい/言語小説、家族小説、アイデンティティ小説として、それぞれが際立っている/著者プロフィール/現在の政治や社会にも使われるディベートの技法スプレッド/成功体験を繰り返す危うさ/ディテールを描く文体と詩的な要素/浮遊する感覚/ベン・ラーナーの自伝的小説、オートフィクション/ざっくりあらすじ紹介/アダムの成長/ダレンの人生/両親の存在/次回予告
【参考情報】 文学ラジオ空飛び猫たちで紹介したベン・ラーナー作品。 第79回『10:04』 https://open.spotify.com/episode/3Y3SRPY4kfLnKq36uG4RY4?si=bff2cee80c2e4143
本チャンネル:対立ではなく、架け橋のための言葉を探る。現代アメリカ文学の重要作!——『トピーカ・スクール』訳者・川野太郎さん、明庭社・家田真也さん https://www.youtube.com/watch?v=p0_9gGATffg&list=PLwHLZ0iV6oTelciEl0uC55Fof9yHrjSB3&index=2
ーーーーーーー 版元サイトより ーーーーーーー 「さて、これから一枚の写真を見せるので、ひとつお話を作ってもらいたい(…)この写真に写る人たちはなにを考えて、感じていると思う? まずは、なぜこのような場面に至ったのかを話してみてくれないか」
1997年、中西部カンザス州トピーカ。高校生のアダム・ゴードンは、恋人のあとを追って入り込んだ湖畔の邸宅がじつは見知らぬ他人の家だったことに気づいた。つかのま世界が組み替わり、アダムはその湖畔に立ち並ぶすべての家に同時にいる感覚に襲われる。同一性と、確からしさの崩壊。彼はすべての家にいたが、その家々の上空を漂うこともできた。
競技ディベートの名手であるアダムが、自分のスピーチのなかにみた暴力性。ともに臨床心理士のアダムの両親が紐解きはじめた、自らの記憶。母ジェーンの葛藤と彼女が闘ったトピーカの「男性たち」。父ジョナサンが心の奥底に隠した弱さ。言葉の限界にそれぞれの形で向き合う家族の語りに、アダムの同級生ダレンの声が織りこまれる。クラスにとってよそものだった彼を待つ事件。それは避けられなかったのか? そして、アダムが最後に選び取ったスピーチとは。
複数の声が時代を行き来しながら、米国の現在を照射する。『10:04』の作者が、知性と繊細さをもって共同体を描きだす、小説の新しい可能性。
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